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オンデマンド版FS育成講座について語ろう!FS協会 講師・TA座談会

2025年06月02日

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オンデマンド版FS講座開発者の竹村理事とFS協会の講師・TA陣が座談会を開催。

オンデマンド版の特徴やオススメ点、通常版との比較などについて語り合いました。

通常版・オンデマンド版、どちらを受講しようか迷っている方のご参考になれば幸いです。

通常版・オンデマンド版の表記について
・通常版:これまで実施しているオンライン版のFS育成講座(2025年5月時点で第24回まで実施)
・オンデマンド版:2025年3月に新しくスタートしたオンデマンド形式の新講座

進行:竹村理事

講師・TA:陣内豊住濱中大友(順不同・敬称略)

竹村:
みなさん、オンデマンド版FS育成講座のテスト受講ありがとうございました。

いつもFS育成講座で受講者の方々と接している講師・TAの立場から、オンデマンド版講座の良かった点や懸念点、またどのような方に受講が向いているか、向いていないかなどを中心にお話を聞かせてください。

まずは、良い点から(笑)

オンデマンド版FS講座の良い点や、おすすめポイントだと思った点を教えて下さい。

鈴木:
プログラミング初学者の方でもノーコード・ローコードで実用的なIoTアプリを高速で構築できることですね。MSプラットフォームと比べてUIがわかりやすいし、App Sheet連携でIoTアプリも作れますし、より実用的になっていると思います。

大友:
多様なオンラインサービスを経験できること。複数のサービスを組み合わせる感覚は、M5Stackとセンサを組み合わせてハードウェア側のシステムを構築することと同じ感覚が得られると思います。

陣内:
オンデマンド版のシステム構成は運用時のコスパがいい。FlowFUSEなら月額3000円程度からスモールスタートができるし、できる方はラズパイを使って自社内にサーバーを設置して低コスト運用もできる点もいいです。これまでの講座を受講された方も違うプラットフォームが学べるのでスキルアップにもなります。

竹村:
通常版ではMSのプラットフォームをベースに講座を作っていますが、オンデマンド版では環境構築が簡単なGoogleのプラットフォームを利用することで、コスト・運用面にメリットがある講座を構築できたと思っています。プラットフォームを変更することで使うサービスもかなり変わっていますので、通常版を受講した方でも、異なるプラットフォームやそれに紐づくサービスを経験する上で受講メリットがあります。

では、次の質問です。

オンデマンド版FS講座と通常版FS講座で一番違うと感じた点はどこでしょうか?

濱中:
TA・講師とのコミュニケーションのあり方ですね。通常版はリアルタイムでTAからサポートが受けられますが、オンデマンド版はDiscordでのチャット対応になる点です。好きな時間に進められるところ、自分のペースで進められるところも大きな違いですね。もくもく派にはとてもよい選択肢だと思います。

林:
コミュニティの所属感が多少なりとも「得られる」と「得られない」のが大きな違いかなと感じます。通常版では他の方の最終発表や取り組みを垣間見ることができるので、そこは通常版のメリットかなと感じます。

鈴木:
オンデマンド版は受講者自身がサービスの構築・管理を行うスタイルですので、より能動的かつ実践的に自分のペースで学習を進めることができる点が一番違うと感じました。

竹村:
通常講座は講師・TA・仲間と一緒に学ぶスタイル、オンデマンド講座は一人でモクモク進めるスタイルというのが一番大きい違いですね。それは受講者の方の向き不向きや、スキル、環境によるのかもしれません。

それではその流れで次の質問です。

オンデマンド版FS育成講座は、どんな方が受講すると良いと思いますか?

大友:
オンラインサービスに興味を持ち、黙々と一人で作業する人が適しているように思えます。または人(TA等)へは質問せず、ChatGPT等と会話を交わしながら進めて行く人も適しているかもしれないです。

豊住:
通常のFS講座は中小企業や工場などで導入するイメージで構築されていますが、オンデマンド版はプログラマーやサーバーエンジニアなどソフト系の方が、マイコンやIoTを学ぶのにも良い内容になっていると感じます。

林:そうですね、オンデマンド版は製造業の方はもちろんですが、ノン・ファクトリー系の方も受けやすい内容になっていると私も感じました。

鈴木:
オンデマンド版FS講座は、通常版と比べて受講後もサービスを継続的に運用しやすいように設計されていますよね。受講者自身が主体的にサービスの管理や活用を行うスタイルとなっていて、自分のペースで能動的に学習を進めたい方に特に適していると思います。スケジュールの都合で定期的な受講が難しい方、自分のペースでじっくりと学びを深めたい方、実際の業務にすぐ応用したい課題が明確な方などにお勧めしたいです。

竹村:
製造業の方だけでなく、ノンファクトリー系な方にもぜひ受講して頂きたいですね!

それでは反対の質問です。

通常版のFS育成講座の方が向いていると思うのはどのような方でしょうか?

大友:
クラウドサービスへの経験が浅く、操作に不安を憶える人。TAに質問しつつ回答を得ることで安心感を覚え、講座を進められることができる人が向いているように思えます。一つのクラウドサービス内で完結できる点で、通常版の講座のMicrosoft Azureはクラウドサービスを経験する入門として良いのかもしれません。

濱中:
経営判断ができる層にも通常版のFS育成講座はオススメしたいですね。他の受講者の様々な課題を見ることができます。

鈴木:
通常版では、同じ期の受講生の課題発見から解決までの過程を見ることができるため、自分以外の数多くの課題に多く触れることができ、視野が広がると感じます。自分自身の課題解決スキルを客観的に見られるのも魅力です。また、受講生同士のコミュニケーションや講師とのリアルタイムなやり取りを通じて、気づきや刺激を得られる場面もありますので、他者の実践例から学びたい方には特に通常版のFS育成講座が向いている気がします。

竹村:
みなさん、感想をありがとうございました!

最後に、オンデマンド版FS講座の難易度について、講師・TAからのテスト受講後アンケートの回答をご紹介します。

結果は、オンデマンド版の内容は、通常版と比べて少し簡単・同等程度。

進め方や最終課題については、一人で課題を進めるという点で通常版よりも若干難しさを感じるのではないかという結果でした。

オンデマンド版FS育成講座を、通常版FS育成講座と難易度で比較

また、これまでFS育成講座を受講した方にも、オンデマンド版を受講することで、異なるプラットフォームやそれに紐づくサービスを経験することができ、ファクトリーサイエンティストとしてのスキルアップに繋がると思いますので、卒業生の方にもぜひ受講していただけたらと思っています。

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